多くの方は、2歳までには断乳をしているようです。
今回は「そろそろ断乳しようかな…」と断乳スケジュールを考え始めた方のために、断乳の際のスケジュールや、どのように授乳回数を徐々に減らしていくか調べました。
目安としては断乳の1ヶ月前からスタートだと思ってください。
赤ちゃんやママの体質にもよるので絶対的な方法ではないですが、トラブルの少ない断乳方法としてご紹介したいと思います。
断乳の際に起こるトラブル
今まで定期的に母乳を与えていたと思いますので、断乳だからといって、突然授乳をやめてしまうと、乳腺が詰まってしまい、おっぱいが痛む・張るなど、乳腺炎の症状を引き起こしてしまいます。
ママの体にも、お子さんにも負担がかかりますので、きちんとセルフケアをしながら、徐々に母乳の生産量を減らしていくことでトラブルを軽減していきましょう。
断乳のスケジュール
断乳をするにあたり、余裕を持ったスケジュールで行っていくことが大切です。
断乳を完了させたいと思っている約1ヶ月前からケアを始めます。
1ヶ月前
断乳の日を決めたら、1ヶ月前から断乳に向け準備をします。
赤ちゃんの月齢にもよりますが、まずはライフスタイルに合わせて、日中の授乳を減らしてみたり、夜間断乳をしてみたりと、授乳回数を減らしていきましょう。
1日に与える回数を減らすことができたら、次は1日置きにするなど、さらに回数を減らし、母乳があまりつくられないようにする必要があります。
断乳中
徐々に授乳回数を減らすことができたら、いよいよ断乳を実行しましょう。
お子さんに、最後の授乳になることを上手に伝え、卒乳をしなければなりません。
カレンダーにしるしをつけて、お子さんと一緒におっぱいにバイバイする日を決めたり、おっぱいに絵をかいたりする方もいるようです。
卒乳の日はやはり感慨深いものがありますので、その瞬間を大切にしてくださいね。
先述の通り、授乳をやめたからといってすぐに母乳の生産がとまるわけではありません。
おっぱいが張って痛くなることがあると思いますが、その際には軽く搾乳をして、乳腺炎を予防することが大切です。
しかし、この時にたくさん搾ってしまうとまた母乳が生産されてしまうので、張りが軽減される程度にしましょう。
乳腺炎を経験したことがある方や母乳の出がよすぎる方は乳腺炎のリスクが高いので、あまりにも痛みが強い場合は、母乳外来の受診や助産師さんによるケアなども利用してください。
38.5度以上の発熱がある場合も、乳腺炎になってしまっている場合がありますので、受診をした方がよいでしょう。
断乳後、1ヶ月程経ち、赤ちゃんがおっぱいをほしがることもなく、おっぱいの張りもなくなれば断乳完了と言えます。
まとめ
赤ちゃんが生まれたときから、毎日何回もおっぱいを与えていたので、卒乳の日はお母さんも複雑な気持ちになるでしょう。
当たり前になっていた授乳も、初めの頃はなかなか軌道に乗らず、試行錯誤をしたり、睡眠不足になりながら、夜中に何度も授乳をしたりと、いろいろな授乳の思い出が浮かんでくると思います。
また、断乳をすると、ホルモンバランスも変化しますので、その影響で気分が落ち込むこともあります。
そんなときは一人で抱え込まず、旦那さんや先輩ママに気持ちを話して、精神的なケアをすることも必要です。
断乳には様々なトラブルがつきものであることを理解していただき、赤ちゃんと一緒に素敵な卒乳の日にできるといいですね。