髪の毛がまだら(ムラ)に色落ちしてしまうととてもショックだと思います。
「一刻も早く治したい」という気持ちは分かりますが、焦って変な処置をしてしまうと余計に悪くなってしまうので落ち着いてやっていきましょう。
目次
髪の毛が色落ちしてまだらになったらやるべきこと
美容室で染めた場合と自分で染めた場合の2つに分けてやるべきことをまとめました。
美容室で染めてまだらになった場合
まだらになった旨を染めてもらった美容室に伝えましょう。
- 発見後、できるだけ早めに連絡する(染毛後遅くても1週間以内)
- 直接行けなくても、電話等でまだらになっている旨を伝える
もともと髪の状態が悪くて失敗のリスクが高いなどの説明がなければ、単純に担当した美容師に過失があるので、やり直しをしてもらえる場合がほとんどです。
あまり期間が空きすぎると、「自然退色の範疇」と判断されて通常料金でのカラーになりますのでご注意を。
自分で染めてまだらになった場合
美容室に行って相談しましょう。
- できるだけ行きつけの美容室に相談する
- 使ったカラー剤、染め方、使用頻度を伝える
くれぐれも自分で染めないようにしてくださいね^^;
素人判断でカラー剤を上塗りしたり、別の色を入れたりして誤魔化すような処置を繰り返すと、どんどん痛んで余計ムラができやすい髪質になってしまいます。
髪の毛がまだらに色落ちする原因
髪の毛が色落ちしたりまだらになってしまうのにはいろんな原因が重なって起きるので特定するのは難しいですが、ここでは分かりやすい原因についてご紹介します。
- 髪が痛んでいる
- シャンプーが髪に合っていない
- 染め方・手順が間違っている
- ドライヤーやコテなどの熱の影響
髪が傷んでいる
髪が傷んでパサパサだったり枝毛になっていると染料が入りにくく、定着してくれません。
とくに部分的に傷んでいる部分があると、そこだけメラニン色素が抜けただけになって明るく見えるのでまだらになりやすくなります。
シャンプーが髪に合っていない
シャンプーが自分の髪の毛に合っていなかったり、洗浄力が強すぎるシャンプーを使っていたりすると徐々にキューティクルが開いてきます。
キューティクルが開くと、染料がポロポロとこぼれ落ちていくのでそこだけ明るく見えます。
染め方・手順が間違っている
市販のカラー剤を使って自分で染める場合にありがちなのが、染め方・手順が間違っていることです。
「毛根から毛先に向かってカラー剤を付けていく」
⬆︎これ白髪染めの染め方ですから、やっちゃダメですよ!
この間違った染め方でカラー剤を使うと毛根付近は色が入りやすく、毛先は色が入りにくいので、まだらになりやすくなります。
ドライヤーやコテなどの熱の影響
熱は髪にとって色落ちだけでなくいろいろなトラブルを起こす原因になります。
必要以上に高温にさらされ続けると、
- 熱で色素が分解されてしまう
- 乾燥でキューティクルが開き、色素が抜け落ちる
髪の毛がまだらに色落ちしないためのポイント
ちょっとしたことを気をつけるだけで色落ちやまだらになることを防ぐことができます。簡単ですのでぜひ試してくださいね。
- カラー剤を正しい手順で使用する
- ドライヤーの当て方・温度に気を付ける
- コテは温度と時間を使い分ける
カラー剤を正しい手順で使用する
カラー剤は白髪染め用とは染める仕組みが違うので、手順が違います。
とはいっても難しいわけではないので、そこは安心してください^^
頭皮から遠い部分から塗り始める
これだけですw
なぜかというと、カラー剤は温度が低いよりも高い方が染料が入りやすいからです。
頭皮付近は体温で髪が温まっていて染料が入りやすいので、後回しにしましょう。
ドライヤーの当て方・温度に気を付ける
濡らしたままは厳禁ですが、しっかり乾かしすぎも厳禁です。
- ドライヤーと髪は拳2、3個分離す
- 頭皮→中間→毛先の順番
- 風向は上から下に向かって
- 湿り気が2割残りくらい乾いたら「冷風」に切り替えて仕上げる
- 湿り気1割残りで終了(頭皮はしっかり乾かす)
たくさんあって覚え切れないよーって思うかもしれませんが、ひとつひとつは簡単だし、毎日のことなのですぐに慣れます。
コテは温度と時間を使い分ける
コテは直接熱を当てるので確実にダメージとなります。
ですので出来るだけダメージを最小限に抑える観点で、
毎日のくせ直し目的 >>低温
セット目的でたまに使用>>高温で短時間
と温度を使わることで髪へのダメージを抑えることができます。
ヘアカラー剤で髪の毛が染まる仕組み
まとめ
最後に、髪の毛がまだらに色落ちしてしまう原因と対策についてまとめます。
- 色落ちに異変を感じたら美容室に相談する
- 自己流でリカバリーしようとしない(誤魔化しは悪循環)
- 美容師過失での失敗はすぐにやり直しの連絡をする
- 色落ちの原因は、髪の痛みや染め方の間違い
- カラー剤は白髪染めと同じ染め方をしたらダメ
- 髪は普段からドライヤー・コテなどの熱に注意する